明日ちゃんのセーラー服(漫画) の感想
明日ちゃんのセーラー服(漫画) 感想:AA(美しい漫画)
タイトルと表紙はなんか色っぽいが内容は全く素朴で、主人公の少女が憧れのセーラー服を着て女子校で周りの生徒と仲良くなっていくお話。驚くべきは作者の描写力で、1ページ1ページが芸術的とさえいえる表現力。完璧な漫画。
主人公の明日小路(あけびこみち)は劇中当初小学六年生。セーラー服を着たアイドルの姿に感激し、自分の母親もセーラー服の女子校出身だったことから地元の名門女子校、蝋梅学園に進学を決める。
お母さんは仕立て屋さん。憧れのセーラー服をお母さんに縫ってもらい、いざ入学式へ。
ところが・・・
なんと、蝋梅学園の制服がセーラー服だったのは昔の話で、現在はブレザーになっていました。一人だけのセーラー服。しかし学園長はたった一人の奨学金入学者(両親の経済事情+入試1位)のためにこれを認めます。当初は泣き顔だった明日ちゃんですが、せっかくお母さんが作ってくれたセーラー服に自信を持ち、持ち前の明るさで友達を増やしていきます。
とにかく、明日ちゃんが周囲と触れ合う中で、一つ一つのコマや画面の描写力に圧倒されます。素晴らしい表現力です。
現代のオアシスのような漫画です。
現在3巻まで発売されてます。ぜひ手にとっていただきたい漫画です。
明日ちゃんのセーラー服 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 博
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/05/02
- メディア: Kindle版
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