推しが武道館いってくれたら死ぬ(漫画) の感想
推しが武道館いってくれたら死ぬ(漫画) 感想:AA(これは買い)
主人公は岡山県在住の20歳女子で地元の地下アイドルの1番不人気な子のためにひたすら貢いで応援している。
他のドルオタとの絡みでオタ用語が解説付きで出ており丁寧。テンポのいいギャグやアイドル同士の葛藤もありかなりの名作。
登場人物の紹介
えりぴよ(本名:えり)
主人公で自分も20歳女子だが推しの舞菜のために2年貢ぎ続け、自分の服は赤ジャージのみという漢らしさ。推しの舞菜(一番不人気)に一目惚れして以降、ひたすら握手会などで接触し続けるも、正面で相対したときの不器用さと舞菜のビビリ具合でなぜか塩対応のような感じになってしまっている不幸な状態。ちなみに他のオタクにも知名度が有り、存在が周囲を威圧するため舞菜と握手する人物がえりぴよだけになってしまっているという不幸の連鎖を呼んでいる。
くまさ
岡山県の地下アイドル『Cham Jam』の最古参トップオタクにしてセンターのれお推しのおっさん。オタクパートではえりぴよのツッコミ役に徹することが多い。
基
主要登場人物の中ではオタ歴は浅いが、空音のガチ恋勢。えりぴよの言動にだいたいドン引きしている。実はクールな妹がいる。妹は舞菜推し。
アイドル側主要登場人物紹介
舞菜
Cham Jamでは人気投票最下位、握手会参加者は主にえりぴよ(独占)、ダンスの立ち位置は後列左側で前列に隠れることが多い内気なアイドル。
メンカラーはサーモンピンク。リーダーがピンクなために被るとよくないこととされたこと、運営が「君、サーモンピンク似合うよ!こんなにサーモンピンク似合う子見たことないよ!」という謎の説得によりこの色とされているが、チラシでも一人だけサーモンを持たされているという酷い扱い。
実は古参で自分を大事にしてくれているえりぴよとは本当に仲良くしたいと思っているが、生来の不器用さと「ファンとアイドルの線引き」をきちんと守っているためなかなか握手会でもうまく会話が成立しないというジレンマを抱えている。(えりぴよのコミュ障ぷりも大きい)
れお
グループの圧倒的看板にして不動のセンターのれお。実は前に所属していたインディーズアイドルユニットが解散になり、地下のcham jam で再出発する挫折を味わっている。以前のユニットで後列だったときから応援しているくまさのことはファンとしてとても大事に思っており、くまさとれおの(アイドルとファンとしての)絆が垣間見られるのも本作の魅力の一つ。メンカラーはピンク。
実は元々ダンスが得意ではないことを自覚しており、人一倍の努力をしている。また、ユニットメンバーに対しては絶対的に優しく、アイドルとしてのプロ意識も高いためほとんどのメンバーから尊敬されている。
空音
クールキャラだが握手会での対応は上手い。いつもみんなを先頭で引っ張るれおをとても尊敬している。メンカラーはブルー。同じユニットメンバーで勉強の苦手な優佳によく勉強を教えている。人気はもともと高かったが、『街で男と歩いているのを見た』という悪質なデマにより握手会0人などの理不尽な目にも遭っている。(その時間空音は優佳に勉強を教えていた)
感想
非常によく出来た漫画です。オタ側視点でのえりぴよの突飛な言動とくまさのツッコミのテンポの良さ、アイドル視点での人間関係やなかなかメジャーデビュー出来ないことへの焦りなどがうまく構成されていて読んでて飽きません。4巻こそ地下ドル同士特有のドロドロさが少し垣間見えましたが、全体を通して非常にテンポがよく、またオールアナログ画でありながらコマの手抜きもなく絵がとても上手です。このブログを見た方にはぜひ手にとっていただきたい作品です。
おまけ
実は相思相愛なえりぴよと舞菜はいろいろなところですれ違っているのですが、(主にえりぴよがコミュ障なせいで)うまくいきません。本作の魅力の一つ(ギャグ面で)でもあるのですが、いくつか紹介したいと思います。
炎天下で朝一番で並んだため臭いとかどうしようと思って焦って撮ったチェキ
ガールズフェスタ(主に雑誌モデルが選ばれる)に舞菜がサプライズ出演
初めてのファンレター
※ちなみにスタッフの過失により廃棄されました・・・
舞菜の嫉妬(?)編
電車ですれ違い、ファンとして離れるえりぴよに懸命な一言
人気投票(CD買い占め)のためにバイトを増やした結果、えりぴよは骨折して金欠に陥る。握手会も今までのように積めず1枚だけとなり、オタクの間でえりぴよの推し変やドルオタ引退が囁かれ始める。不安になる舞菜。
金欠えりぴよからの初めてのプレゼントに喜ぶが・・・
注:緑色はあーやのメンカラー
街で突然すれ違う舞菜とえりぴよ。突然の遭遇に・・・
ドルオタ視点、アイドル視点のギャグが最高に面白いマンガです。ぜひご購入ください。
推しが武道館いってくれたら死ぬ(1) (RYU COMICS)
- 作者: 平尾アウリ
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明日ちゃんのセーラー服(漫画) の感想
明日ちゃんのセーラー服(漫画) 感想:AA(美しい漫画)
タイトルと表紙はなんか色っぽいが内容は全く素朴で、主人公の少女が憧れのセーラー服を着て女子校で周りの生徒と仲良くなっていくお話。驚くべきは作者の描写力で、1ページ1ページが芸術的とさえいえる表現力。完璧な漫画。
主人公の明日小路(あけびこみち)は劇中当初小学六年生。セーラー服を着たアイドルの姿に感激し、自分の母親もセーラー服の女子校出身だったことから地元の名門女子校、蝋梅学園に進学を決める。
お母さんは仕立て屋さん。憧れのセーラー服をお母さんに縫ってもらい、いざ入学式へ。
ところが・・・
なんと、蝋梅学園の制服がセーラー服だったのは昔の話で、現在はブレザーになっていました。一人だけのセーラー服。しかし学園長はたった一人の奨学金入学者(両親の経済事情+入試1位)のためにこれを認めます。当初は泣き顔だった明日ちゃんですが、せっかくお母さんが作ってくれたセーラー服に自信を持ち、持ち前の明るさで友達を増やしていきます。
とにかく、明日ちゃんが周囲と触れ合う中で、一つ一つのコマや画面の描写力に圧倒されます。素晴らしい表現力です。
現代のオアシスのような漫画です。
現在3巻まで発売されてます。ぜひ手にとっていただきたい漫画です。
明日ちゃんのセーラー服 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 博
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/05/02
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LUMIX G VARIO 100-300mm / F4.0-5.6 II で皆既月食を撮ってみた(カメラ)
Panasonic 超望遠ズームレンズ マイクロフォーサーズ用 ルミックス G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6 II /POWER O.I.S. H-FSA100300
- 出版社/メーカー: パナソニック
- 発売日: 2017/02/23
- メディア: Camera
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普段は超望遠を使うことはほとんどないので今まで買ってなかったんですが、皆既月食があるので念のため購入。本当はライカのが欲しかったのですが値段差が3倍あるので断念しました。しかし結果的に素晴らしい写りが撮れました。
LUMIX G VARIO 100-300mm / F4.0-5.6 II / POWER O.I.S.
収納サイズ。意外と小さい。
カメラ装着時
カメラと三脚装着時
手ぶれ補正はすごいですがやはり超望遠なので三脚必須だと思います。
それでは満月~月食の写真に行きますね。
トリミングしてますが、換算600mmなのでそこまで劣化せず月も撮れます。
月食が始まりました。
月食が進みます。
皆既月食です。皆既になってから周囲の星も見えるようになりました。
トリミングなし。周囲の星も見えるようになりました。
・画質 A
本当はライカ100-400が欲しかったのですがこれで十分なくらい綺麗です。ただ、まだ飛行機や野鳥を撮ってないので本当のところはわかりません。
・値段 B
57000円くらいで買いました。ライカの約1/3です。安いと思いますがよく考えたら高い?
・携行性 B
12-60mmと同程度の重さ。ズームレンズにしては異様に軽いのでは。
・手ぶれ補正 A+
GX7mk2とのデュアル手ぶれ補正が最強ですが、望遠側なら三脚は必須。
・利便性 B
使い道が限定されています。
・総評 A
素直な超望遠レンズです。本当はライカ100-400mmが欲しかったのですが、値段で断念してこちらにしたのですがそれすら良かったのではと思うほどコスパは高いです。
ただ、被写体が限定されるので今後の使い道には要検討。あまり野鳥撮りとかしないんだよなぁ。
ここまで皆既月食の様子とレンズのレビューでした。ご覧いただきありがとうございました。